バンコク知事、今年のロイクラトンでは1家族1クラトンを呼びかけ。警官3千人配備も。

バンコクのアサウィン知事は、11月19日に行われるタイの伝統行事ロイクラトン祭りにおいて、1家族に付き1クラトン(灯篭)を推奨しています。

ロイクラトン祭りは、古くからタイの人々に受け継がれてきた伝統行事です。
旧暦の12月(現在の10月または11月)の満月の夜に、クラトンを流し、川の主「メー・コンカー(แม่คงคา)」へ許しを請うイベントです。

バンコク都では、バンコク市民が良い伝統を継続するために自宅近くにクラトンを浮かべることができるよう、都内30カ所にあるバンコク公共公園でのイベント開催を容認しました。

そして知事はこう訴えます。
タイの伝統を継承し続けるために、そして環境を保護するために、灯篭流しは1家族1クラトンにするようお願いします。
またクラトンは、環境にやさしい自然分解しやすい天然素材を使用してください。
クラトンに花火や風車に火をつけたり、提灯、灯籠などを空中に放出したりしないよう協力をお願いします。

今年のロイクラトンは「世界を救う」という伝統を守り続け、ロイクラトンのイベントに参加する間「COVID-19を防ぐための対策を守る」ことを忘れないでください。
ロイクラトンフェスティバルで、私たち全員が健康を保てるように。

また都内では、交通整理や治安を守るため、3千人の警官が配備される予定であると報じられています。

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