フードデリバリーの「ロビンフット」が「トラベル」「マート」「エクスプレス」の3事業を新たに展開

タイ在住者の方は、デリバリーサービスはどちらをご利用になっていますでしょうか。
GrabやFood Pandaなどが有名ですが、ロビンフットというデリバリー会社をご存じでしょうか。

サイアムコマーシャルバンク(SCB)グループ傘下のタイのフードデリバリーサービス会社である「ロビンフッド」は、2021年資金を調達し、3つのフード以外のサービスを開始することを計画しており、地域の「スーパーアプリケーション」になることを目指しています。

ロビンフッドプラットフォームを運営するSCBグループのテックスタートアップである「パープルヴェンチャー」社の会長であるタナ氏は、このプラットフォームはこの1年間で、230万人の登録ユーザー、164,000人の販売店、約20,000人の配達人を確保したと語りました。
さらにこのプラットフォームでは、商人からの粗利益または手数料を請求していません。

ロビンフッドのユーザーは、主にSCBの既存の顧客とSCBクレジットカードの所有者であり、他のフードデリバリープラットフォームのユーザーと比較して高い購買力を持っています。

したがって、ロビンフッドは、既存の顧客にクロスセリングサービスを提供し、顧客の基盤を拡大し、広告、手数料、およびデジタルローンサービスからより多くの収入をもたらす可能性が高いとタナ氏は主張します。

2022年には、プラットフォームは400万人のユーザーと30万人の商人に成長することを目指しています。
プラットフォームはまた、オンライン旅行代理店である「ロビンフッドトラベル」を含む3つの新しいサービスをカバーするように拡張する予定です。

他の2つは、顧客の注文に応じてスーパーマーケットやショップから商品を購入する「ロビンフッドマート」と、「ロビンフッドエクスプレス」の商品配送サービスです。

ロビンフッドはまた、SCBグループであるSCB Xと相乗効果を発揮し、ライダーや商人に金融商品やサービスを提供します。

「ロビンフッドトラベル」は、国の観光業再開計画に沿って新たな収益を生み出すために注目すべき存在となるでしょう。

ロビンフッドは2020年、SCBからの1億5千万バーツの初期投資予算で事業を開始しました。
今後1〜2年の事業拡大のための総投資予算は約40〜50億バーツになると見込まれています。

ロビンフットの次なるフェーズは、地域アプリになることであり、同社は潜在的な地域市場とビジネスモデルを模索しているとタナ氏は述べます。

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