タイ首相、ASEAN諸国を代表してスピーチ。多大な支援をした日本へ感謝の意。

タイのプラユット首相は、本日のASEAN-日本首脳会談において、ASEANと日本の関係をさらに強化することを約束しました。

プラユット首相は10月27日、ビデオ会議を通じて開催された第24回ASEAN-日本首脳会談に出席し、ASEAN諸国を代表してスピーチを行いました。

このサミットには、ASEAN諸国の首脳と岸田文雄首相が参加し、インド太平洋構想「ASEAN Outlook on the Indo-Pacific」(AOIP)、自由で開かれたインド太平洋戦略、特に新型コロナにおける具体的な協力の促進を強調しました。 

タイの首相は、ASEAN加盟国を代表して、ASEANと日本の約50年間の関係、また、新型コロナの対応と次の感染の波への備えに関するASEAN諸国に対する日本からの支援に感謝の意を表しました。

さらに新型コロナ対応のためのASEAN基金への100万米ドルを、ASEAN公衆衛生緊急事態および新興感染症センターの設立のためにさらに5000万米ドルの寄付をしてくれた日本に感謝しました。

タイ首相はスピーチの中で、国際犯罪とテロ防止およびサイバーセキュリティに関する日本との協力を強化するというASEANの意向を表明しました。
そしてこの地域における日本企業からの投資をさらに支援し、日本ーASEAN包括的経済連携協定(AJCEP)の活用を促進させ、地域的包括的経済連携(RCEP)を批准すると述べました。

ASEANは、相互利益のためのASEAN-日本戦略的パートナーシップの強化へのコミットメントに関する第22回ASEAN-日本サミットの共同声明に沿って、具体的な成果に向けて日本と協力することを決意していると述べました。

気候変動に関して、ASEANは持続可能な開発目標(SDGs)を達成するためにあらゆる面でバランスの保護を求めています。
この地域はまた、南シナ海上空および海上航行の平和、安定、自由の保護を強調し、朝鮮半島の非核化に関する平和的対話を促進しています。

タイの首相は、ASEANと日本の関係の調整国として、日本の意図に従って、2023年に特別なASEANと日本サミットを開催することで日本を支援する用意があるとも述べました。

中国に近づくより日本や欧米に寄った方が、タイの将来にとっては健全で確実だと思います。

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