ファイザーワクチン。未成年男子は心筋炎のリスク高。接種は1回のみを推奨。

タイの王立小児科医大学が発表したところによると、12〜15歳の男子は心筋炎や心臓の炎症のリスクがあるため、ファイザーワクチンを1回だけ接種し、女子には2回接種することを勧めています。

9月24日金曜日、タイ公衆衛生委員会の場で、副委員長であるチャラ―ムチャイ博士は大学のアドバイスを伝え、ファイザーワクチン接種による若い男性の心筋炎の可能性は、若い女性よりも高いと発表しました。

タイ食品医薬品局は、12〜15歳の子供向けに2つのワクチン、つまりmRNAタイプであるファイザーとモダーナを承認しています。

2021年1月から6月までの米国のmRNAワクチン接種者の統計に基づくと、100万回の投与あたり12〜15歳の162.2人の男児が心筋炎を発症しましたが、女児は13人のみという結果が出ています。
ワクチン接種1回のみの人から、心筋炎を発症した人は稀となっています。

したがって、タイの王立小児科医大学は、男の子にはファイザーのジャブを1回のみ与えるべきであり、女の子は3〜4週間の間隔で2回の接種を受けるべき出だと言及しています。

またmRNAワクチンを1回接種するだけで、Covid-19による入院と死亡の可能性を94%減らすことができます。
しかし、感染のリスクは36%しか防ぐことができず、2回のジャブでこれを88%にまで増やすことが可能だと付け加えています。

そして同博士は、mRNAワクチンを接種された子供は、心臓の炎症の可能性を減らすために、少なくとも1週間は集中的な身体活動を控えるべきであるとも提案しています。

こちらはあくまでも現段階での見解ですので、新型コロナを取り巻く状況はその時々でかなり変化しています。
あまり決めつけず、柔軟に情報を収集されることを本誌ではお薦めしています。

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