映画館や風俗、ライブ音楽会場、劇場などの再開に向け、9月27日より検討開始。

Covid-19状況管理センター(CCSA)は、9月27日月曜日の会議で、映画館を始めとする娯楽施設の段階的な再開について話し合うことを計画しています。

CCSAアシスタントスポークスパーソンのアピサマイ氏は9月20日、CCSAは、映画館やバー、ナイトライフ、ライブ音楽会場、劇場などの娯楽施設の再開を含む、公衆衛生省によって提案されたいくつかの議題について話し合うと述べました。

しかしアピサマイ氏は、承認された場合、再開は可能な限り段階的、安定的に、安全な方法で行われる必要があり、各県ごとに準備ができているかどうかに応じて順次、適用される可能性があると強調しました。

CCSAによって承認された場合でも、各県ごとに症例だけでなく、予防接種レベルと病院の収容能力に基づいて決定されていきます。
準備ができていない県がある場合は、急ぐことはしません。
すべてのセクターが協力することに同意すれば、私たちは間違いなくこの危機を一緒に乗り越えることができるでしょうと付け加えました。

タイを代表する映画館企業の1つである「メジャーシネプレックス」は、2020年からのコロナ禍において、合計5億2700万バーツの損失を被ったといいます。
映画館は現在、北部や北東部の一部など、リスクの低い一部の県で開館が許可されていますが、収入の大部分は、バンコクやチョンブリーなどの大都市で、ほぼ6か月間閉鎖命令を受けている状況です。

ナイトライフセクターに関しては、事業主は何ヶ月もの間CCSAに再開計画や財政援助を求めてきました。
エンターテインメント業界は、多くの観光客にとって不可欠であると主張し続けており、再開の許可がでるように独自に推進しています。

その中には、ライブを活躍の場としてきたミュージシャンの存在もあります。
彼らは、タイではカリスマ性があり、尊敬もされています。
彼らは何度もCCSAに、予防措置と規則を守って仕事に戻れるようにして欲しいと陳情してきました。
9月初旬にバンコクを始めとする29都県で店内飲食が再開されることが決まったとき、ミュージシャンは音楽ステージ持つレストランで演奏ができることを望んでいました。
しかし残念ながら、CCSAは今月初めにこの提案を打ち切り、ライブ音楽業界はまだ機能していません。

タイはようやくワクチン接種率が上昇し、Covid-19の症例、特に死亡者数に関してCCSAから発表された数が減少の兆候がみられたからこそ、エンターテインメント業界の再開をめぐって6か月ぶりに話し合いが始められるようになりました。
しかし現時点では単なる「議論」であり、すぐに再開できる保証はないことを強調いたします。
それでもこれは重要な第一歩なのです。

エンターメント業界と一口に言いますが、芸能的な活動といわゆる風俗を一緒に考えてもらっては困ります。
そもそもこの第3波が引き起こされたのはナイトライフセクター、要するに風俗産業が震源地となり拡散したのです。
そして、全ての業種が被害を被る結果となったことは忘れてはいけません。
何かに優先して再開されるような業種ではありませんし、コロナが完全に収まってから、本当に必要最低限だけの再開に留めて欲しいものです。
そうでなければ、また同じようなことが必ず起きます。

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