現地フアヒンでは温度差あり。商工会議所会長「10月1日からの観光客受け入れは延期すべき」

タイ国観光庁やスポーツ観光大臣らは、「観光ガー、観光ガー」と常に騒いでいますが、現地に住む人たちとは少し温度差があるようです。

プラチュワップキーリーカーン県の商工会議所の名誉会長は、10月1日からのフアヒン観光客受け入れ案を延期するよう求めています。

ニポン・スワンナワー氏は9月7日火曜日に、フアヒンを含むプラチュワップキーリーカーンでは、まだ外国人観光客受け入れの準備が整っていないと語りました。

彼は、多くのホテル経営者やレストランのオーナーは再開の準備ができている状況ではないと述べます。

二ポン氏は、同地域がミャンマーに比較的近いことと、フアヒンに旅行する人々がサムットサコーンとサムットソンクラームを通過する必要があるという事実を引用しました。
前者はかつてタイの新型コロナ感染拡大の中心地でした。
そして、常に潜在的なさらなる発生のリスクを持っている地域でもあります。

ニポン氏はまた、現在のタイの新型コロナの状況では、実際にフアヒンやタイに旅行する外国人の数に疑問を投げかけています。

ニポン氏は、欧米など多くの国では、タイを訪れた後に帰国する自国民に関して、隔離措置がが設けられているなど、タイは「新型コロナ危険国」として分類されていることに触れています。

一方7日火曜日、フアヒンの主要ホテルの1つでシェフ間で新型コロナの小規模なクラスターが発生していることが明らかとされました。
これらスタッフは、すでに2回のワクチン接種を受けていたが、月曜日に陽性と診断され症状は軽微であるとのことです。

目先の利益に群がりガチなタイ人が多い中で、この二ポン氏は非常に冷静に、状況をよく分析されていますね。
このような知識賢者がいるにもかかわらず、なかなか国政に声が届いていないことは非常に残念なことです。
急がず、じっくり確実に計画を練る方が、かえって近道の時もあります。
ただこれを理解してもらうことは容易ではありませんね。

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