バンプー工業団地での洪水で、デルタ・エレクトロニクス社が閉鎖に。コロナ以外での工場閉鎖に労働者たちも落胆。
- 2021/8/30
- バンコクとその近郊
昨日お伝えしましたサムットプラカーンでの洪水騒動で、本日のタイの一面でニュースでなっていました。
サムットプラカーンにあるバンプー工業団地での大洪水により、「Delta Electronics」はそこでの事業の一時的な閉鎖を発表しました。
エレクトロニクスの主要輸出工場であるデルタ社は、8月30日月曜日にタイ証券取引所にその決定を通知しました。
洪水が安全なレベルに下がるまで、3つの工場と2つの倉庫は再開しないと同社は言及しています。
同社によれば、洪水による生産ラインの被害はなかったといいます。
洪水がおさまった後、改めて被害の状況を評価するとしています。
この工業団地には、日系を含む約300の工場があります。
デルタ社は、今回の洪水で事業を閉鎖した唯一の会社です。
29日日曜日のわずかな時間に集中豪雨が県を襲った後、この工業団地には1メートル以上の深さの大洪水に見舞われました。
水位が上がると、その地域の居住民は避難し、労働者は工場から退避しました。
翌月曜日には水位が下がっていましたが、バンプーエリアを避けるように交通情報ではアドバイスされています。
タイ灌漑局は、洪水は数日で完全に排水され、工業団地の状況が正常に戻るだろうと予想しています。
新型コロナ対策をして頑張って操業していたと思えば、まさか洪水で工場を閉める事態になるとは思ってなかったでしょうね。
残念としか言葉がありません。