クラトム合法化で、約8千人の囚人が解放へ。法治国家では、法律の遡及効は原則禁止されています。

どこまでご都合主義な国なのでしょうか。
法治主義のもとでは、法律の遡及効を禁止するのが原則となっています。

クラトムが麻薬リストから削除されると、クラトムに関連する犯罪で有罪判決を受けた、または起訴された8千人以上の人々から解放されるといいます。

麻薬管理委員会事務局長のウィチャイ氏によると、クラトム(Mitragyna speciosa)は、8月24日から麻薬として分類されなくなります。

さらに人々はそれを家で育てて、それを漢方薬として使うことを許されます。
ただし、他の形態の麻薬物質(合成麻薬)を作成するためにクラトムを使用することは引き続き禁止されています。

「制限解除」とは、クラトムの販売、使用、または所持に関連する罪で有罪判決を受けた1,000人以上がその罪を清算することを意味します。
2020年10月1日以降に、クラトム関連の犯罪で逮捕、起訴、または有罪判決を受けたさらに7,404人も清算されると言います。

何世紀にもわたって、クラトムはタイや東南アジア全体で漢方薬に使用されてきました。
しかし覚醒剤のような効果があるため、1976年のタイの麻薬法でクラス5の麻薬と宣言されました。

2021年に法律が改正され、クラトムは麻薬リストから除外されました。

「正しく使えば薬として利用できる」というのがその認可の理由のなのでしょうが、逮捕されている人たちがどうひいき目にみても正しく使用して捕まった人たちとは到底思えないのですが、みなさんはどうお感じでしょうか。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る