今日からあなたもGrabライダー! どうしても飲食店でお持ち帰りしたいタイ人たち。

8月3日より、新たな新型コロナ対策法案が施行され、いわゆる「ダークレッドゾーン」(最大かつ厳格な管理区域)が29都県に増えましたが、デパート内の飲食店ではデリバリー営業が可能となりました。

しかし、デリバリー操作に慣れていない人や、目の前にお店があるのに持ち帰り注文ができないもどかしさなどもあり、消費者や飲食店経営者側からも不満が出ています。
タイ政府としては、持ち帰りをやられてしまうと商品を待っている間過密になってしまうのと、アイスクリームやその他の食べ物をその場で歩きながら食べ始める人もでてしまうので、感染対策にならないということなのでしょうが…。

そこで「サバイディー(快適さ)」を追及するタイ人が考え出したのは、「デリバリーライダーになっちゃえ!」の術。

タイの大手通販会社「Shopee(ショッピー)」では、タイナンバー1のフードデリバリー会社「グラブ(Grab)」の制服やデリバリーバッグなどの商品がずらり並んでいます。
タイの地元メディア曰く、グレードAのコピー商品なので、本物と見分けはつかないそうです。
もちろん、いますぐ購入可能です。

以前、一般の主婦のような人がバイクタクシーが営業の際に着用する専用ベスト(これも巷で販売している)を着て、ワクチンを優先的に接種してもらおうと画策している様子をお伝えしましたが、今度は宅配業者に成りすましちゃおうってことみたいです。

こんなバイタクいます?偽装してワクチンを優先させようとした富裕層に対し炎上

そこまでしてでも、どうしても今すぐお持ち帰りしたいみたいですね~。
我慢とか絶対できませんから。

ただ今回の目論見は、どうも上手くいかないようです。
デリバリーの受け取りには宅配業者のシステムを通して発注が行われますので、「グラブ(Grab)」の制服を着て店頭で注文することはできません。

しかしまあ、どんな法律を作っても遵法精神などみじんも感じない国民性が物を言うのでしょうが、なかなか根が深いですな。

「Grabだけど文句ある?」

「Grabでちゅ」

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