プラユット首相と12県知事が緊急会議。4~6週間を目途に鎮静化を目指す。バンコクの無症状感染者は40~50万人?!

少なくともこの状況が、しばらく続くということのようです。

プラユット首相は12県知事が出席する会議の中で、タイ国内の新型コロナウイルスの状況が、今後4〜6週間で緩和されることを望んでいると述べました。

プラユット首相は、Covid-19状況管理センター(CCSA)の所長として、12の「ダークレッドゾーン」の県(パトゥムターニー、チョンブリー、ノンタブリー、ナコーンパトム、サムットサコーン、アユタヤー、チャチュンサオ、サムットプラカーン、パッタニー、ナラティワート、ヤラー、ソンクラー)の知事が出席するオンライン会議の議長を務めました。

プラユット首相は、各知事がCovid-19の状況をどのように管理しているかを現状をよりよく理解したかったため、緊急会議が開催されたと政府スポークスマンは述べます。
しかしこの会議にバンコクの知事は出席しませんでした。

彼らは県を越えて移動する人々によって引き起こされる感染を監視し、防ぐように指示されました。

会議中、各知事はCovid-19感染をどのように扱っているかを報告しました。
たとえば、チャチュンサオ県知事は、サムットプラカーンなどの他の州から労働者が移動する、州の主要なクラスターである工場や労働者キャンプでの感染を制御するためにバブルアンドシール法が採用されたと述べていました。

またプラユット元首相は、国は医薬品や酸素ボンベなどの医薬品の不足に直面していないと主張しています。
彼はすべての県に支援を提供することを約束し、Covid-19ワクチンは政府の方針に従って各県に配布されると主張しました。
来月以降1か月あたり平均1,000万回のワクチンが調達され、1日あたり平均100万回のワクチン投与が行われることを保証しました。

一方、公衆衛生委員会の副委員長であるチャルームチャイ博士は、バンコクには約40万から50万の無症状の感染者がいるかもしれないと自信のSNSで述べました。
症状のある症例は感染の20%で、無症状患者は最大80%を占めるのではないかと博士は持論を述べています。 

第3波が始まって約4カ月。
収まるどころか増える一方な現状が、あと4~6週間以内に収束可能なのでしょうか。
可能にするには、工場や市場などの全ての生産活動を一度止めるしかないと思います。
効かないワクチンを打ち続けても、この事態の収拾の切り札にはならないでしょう。

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