新型コロナウイルスのない安息の土地『プータップブーク』

すでに新型コロナは世界中に広がり、安息できる土地はなくなってしまったのではないかと思っていましたが、そうではありません。
ここタイにも新型コロナウイルスがない安全な場所がありました。
それは少数民族の村です。

ペッチャブーン県のモーン族の住民は、部外者がCovid-19を持ち込むのではないかと恐れているため、コミュニティリーダーはロムカオ地区の観光名所であるプータックブークをロックダウン(封鎖)し続けています。

ワンバーンとバーンヌーン地区の3つの村の指導者は9日金曜日の夜に集まり、先週の7日水曜日に最初の封鎖が終了した後、山の村、土産店、リゾート(宿泊施設)に対するCovidの制限を検討しました。
国のコロナウイルスの状況が改善するまで、彼らは封鎖を無期限に維持することを決定したと述べています

コロナウイルス感染は全国的に増加しており、プータップブークへ観光に訪れるほとんどの行楽客は通常バンコクとその首都圏から来ています。

プータップブークのモーン族の住民は、Covid-19がここに広がるのではないかと恐れています。
現在プータックブークの3つの村では、一人も感染者が発見されていないため安全です。
モーン族は、移動を控えるために住民の協力を求めてきました。
リゾート(宿泊施設)は、完全に予防接種を受けている人でも、観光客を入れないように求められています。

観光客がプータップブークに滞在したい場合は、ワクチン接種を受けた観光客でさえ私たちのコミュニティを汚染する可能性があるため、14日間の検疫に同意する必要があります。

観光客の間でのプータップブークの人気は常に課題を提起しており、それらのほとんどは過剰な開発による環境悪化に関連しています。

5年前、政府は64の違法に建設されたリゾートの取り壊しを命じ、100の事業者を起訴しました。
違法建築のほとんどは、森林保護区に建てられ、この地域のモーン族の住民の使用を目的とした土地に建てられていました。
しかし実際は、土地の多くは影響力のある人々や開発者の手に渡っていました。

ペッチャブーンの当局は現在、この地域を財務省が管理し、より適切な管理下で商業開発のために賃貸できる国有地として再分類するよう政府に働きかけています。

コロナ禍後の世界では、他所の土地に行く場合、14日間の隔離を必須として身体を清めてから入らせて頂くというのをスタンダードにしたら良いのかもしれませんね。
タイは近年の歴史的に遡っても、いつも外国人から病原菌を持ち込まれ、その都度弱者が犠牲になっています。
エイズやSARS、新型コロナウイルスと今後外国人を受け入れる限り、定期的に同じようなことを繰り返していくことでしょう。
そうならないためには、もっと外国人の入出国は厳しくするべきでしょう。
特にこのような昔ながらの生活(を強いられている)をしている少数民族の地に、外部の人間が観光目的で簡単に足を踏み入れるべきではないのかもしれません。
どうしても他人の土地に踏み入れる場合は、それ相応の礼儀が必要ではないでしょうか。
世の中には守らなければならないものがあって、私たちは他人の土地に入る時、そのことを忘れて自己本位になりがちです。
誰でも自分の家に土足で踏み込まれたら、いやな気持ちになるでしょう。同じことかと思います。

 

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