5月25日バンコクでは872名の新規感染者。一方で29県で感染者ゼロに。

5月25日、タイは新型コロナ新規症例数3,226名と依然高い数値を記録している状況です。

内訳として、①バンコクで872名 ②ノンタブリー590名 ③ペチャブリ―227名 ④サムットプラカーン126名 ⑤パトゥムターニー66名などがワースト5として上げられる。(刑務所内感染を除く)

悪い報告ばかりではない。
一方では、昨日お伝えしたチェンマイの例のように、第3波の時点では「ダークレッドゾーン」という最高レベルの管理下に置かれていた県が、今や感染者ゼロというまでに回復している県もあるのだ。
しかもその数、29県。

従って決して、他国と比べてこれだけ厳しい感染対策にしているにもかかわらず、効果が発揮できていないわけではないのだ。
首都圏がコントロール下にきちんと置かれていないことに原因があると本誌は考えます。
それは、今回の発生源でもあったナイトクラブが富裕層が通うものであったため、真実の追及が難しく感染経路の特定ができなかったこと。
それが故に、市中内感染へと発展し、現在あちこちでクラスターが発生していることにあると思われます。
実際、闇でナイトクラブのようなサービスが今も行われているようなので、これはこれで忌々しき事態ですが、取り締まりにも限界があるのでしょう。
とかく、国を支える市場や建設現場、工場などに拡散されるとその被害たるやおびただしいものになり、失業や倒産を招きかねません。
本当に恐ろしいのは、パンデミックが収まった後にくる国の破綻、はたまた経済恐慌であるとまで言う人も出てきています。

今回の第3波の原因の一端では、日本人も大なりに関わっているのであまり偉そうなことは言えない立場ではありますが、なんとかこれ以上そのようなことのないよう感染対策や違法営業のお店などに行かないように心がける必要があるかと思います。

ちなみに本日、感染者ゼロの29県は以下の通りです。

チェンマイ、サケオ、パッタルン、ピサヌロック、ランプーン、アントーン、スリン、カムペーンペット、ナコンパノム、トラート、サコンナコーン、スコータイ、チュムポーン、ガーラシン、シンブリー、パヤオ、ルーイ、プレー、ウタラディット、チャイナート、ノーンカイ、パンガー、アムナートチャルーン、メーホンソン、ノーンブアランプー、ムクダーハーン、ウタイターニー、ブンカーン、サトゥーン。

ただし感染対策は引き続き継続されていきますので、ご注意ください。

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