2017年のサッカー八百長事件の15人に判決。ファンへの信頼回復?その実態は…。

タイ初のサッカー八百長事件で、15人が投獄された。
3月18日刑事裁判所は、タイリーグが25年前に設立されて以来、初めて認定された八百長事件で、15人の選手、審判員、および役人に対し懲役刑を言い渡しました。

1年から5年の刑を言い渡された被告の中には、FIFA認定の審判もいました。

この事件は、シーサケートFC、ナコーンラーチャシーマーマツダFC、ラチャナビーFCが、2017年に行ったタイリーグの4試合に端を発しています。

タイサッカー協会の会長で元警察署長のソムヨット氏は、正義の元に試合に関与するすべての人を裁判にかけ解決することを誓いました。
ソムヨット氏は、彼の後継者であるチャクティップ警察署長に事件を調査するよう呼びかけました。
30人以上の警察捜査官が、協会と関係するクラブから証拠を集め始めました。

2017年11月21日、協会は記者会見を開き、八百長スキャンダルで少なくとも12人の犯人が特定されたことを発表しました。
2018年にさらに調査した後、さらに4人の容疑者がリストに追加されましたが、検察官は1人の容疑者を解放し、15人に対して起訴することを決定しました。

タイは、2013年にプロス​​ポーツ振興法を可決させました。
法律では、プロスポーツにおける八百長は、最高10年の懲役または20万バーツから60万バーツ(約70万円~210万円)の罰金、またはその両方を罰せられると規定されています。

この訴訟の前、タイでのボクシング以外の他のスポーツでの八百長を含む訴訟の記録はありませんでした。
現在15人の被告全員が保釈を認められ、高等裁判所に判決に対して控訴する予定です。

しかしこの事件は依然としてタイのサッカー史上、画期的な出来事であり、サッカー協会は八百長容疑者に対して迅速な行動を取り、美しい試合に対するファンの信頼を取り戻しています。

と、地元メディアではきれいに文章を終えてますが、実際にタイで活躍する日本人監督に聞いたところ、ラフプレイの見逃しなどの八百長判定はしばしば行われているようです。
所詮、お金持ちオーナーの「おもちゃ」だとも揶揄されているのが現実のようです。

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