タイはお互いに迷惑をかけ合う社会。でもこれはやりすぎです

古き慣習は時代にそぐわないものもあり、やがては悪習と化す。
ただこの件は論外だ。

タイの農村地帯では、乾季になると刈り取った籾(米)を乾かそうと一般道を利用することがしばしば見かけるようになる。
もちろんこれは違法なのだが、乾かす場所がないということで、タイの「マイペンライ」の精神で黙認されていました。

しかし違法なことが当たり前になると、事はエスカレートするもの。
一般道をワガモノ顔に、釘を打った木のトラップを置いて籾(米)を守ろうとしています。(写真)

あくまでも道路は車両が優先の場所であって、米が優先されるものではありません。
ましてや、釘までご丁寧に打ってあるとパンクなどで車両が不必要に傷つくばかりか、事故の温床にもなる可能性があります。

これまでは年に一回のことだからと農家に同情的な声も多かったのですが、さすがに事故も起きており、このような専有の仕方もでてきてSNS界において炎上案件となってしまったようです。

インターネットの発展は、どんなところにいても多くの情報を得ることができ、何が正しく何が間違っているかを利用する者に感じさせてくれます。
こんな片田舎ででももう「マイペンライ」だけでは誤魔化しきれない時代となっているのでしょう。

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