【タイ】10代の妊娠の増加にタイ政府も懸念~タイは妊娠すると即退学なの?

photo by The Nation Thailand

クロスボンバー・タイランドでは、これまでも幾度となく、タイの未成年者しかもかなりな若年層に性被害者が多数いることをお伝えしてきた。

タイ政府でも9月14日月曜日に、10代の若者の妊娠が急増していることに懸念し、若い母親を補助する全国的なプロジェクトを開始することになったと発表しました。
この「妊娠中の青少年のための教育機会」プロジェクトは、公衆衛生、教育、および社会開発と人間の安全保障などの各省が協力し合い運営していきます。

公衆衛生大臣アヌティン・チャーンウィラクル氏は、10代の妊娠はその若者の体、心、感情、社会生活に大きく影響を与える可能性があると述べました。
タイの母体保険局によると、15歳~19歳の女のコにおいては、1日あたり平均169人の子供を生み、15歳未満に至っては1日あたり6人の子供を生んでいます。

2019年においては、20歳未満の女子の出産数は合計63,875人に及びました。
プロジェクトは、性教育への取り組みを促進すると同時に、妊娠中の10代の若者が教育を受け続ける機会を提供することを目的としていると述べた。
タイの学校や大学では妊娠中の学生が、授業に参加することを一般的に禁止しています。

このように地元メディアでは報じています。
妊娠すると事実上、教育の機会を失ってしまうとは私も初めて知りました。
教育を受ける権利は、基本的人権もある社会権の一つです。
バンコクに住んでいると、近代国家に住んでいるような錯覚を覚えますが、事実はまだまだなんですね。

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