韓国政府も救出不可能! 闇深きカンボジアの詐欺拠点。外へ出られた時は死体袋の中。

カンボジアの闇は、タイのそれよりも深い。

カンボジアのいわゆる詐欺拠点で、韓国人男性の遺体が発見されました。
遺体は毛布やビニール袋で包まれ、顔が腫れあがり殴打された痕跡があり、暴行死の可能性が高いとみられています。

カンボジア警察によると、遺体はカンポット州で別の被害者と共に大型ゴミ箱内で見つかりました。
韓国外務省は身元をパク姓の韓国人と確認し、現地当局に徹底捜査を要請するとともに、遺族への支援を行っています。
ただし、詳細確認は難航しているとのことです。

詐欺拠点の実態

遺体が見つかった場所は、中国系犯罪組織が運営するとされる巨大な詐欺拠点のひとつ。
これらの施設は厳重に隔離・警備され、ボイスフィッシングや投資詐欺などが行われていると言われています。

パク氏も拠点内に拘束され、暴力を受けた末に殺害されたとみられています。
遺体には広範な打撲や血痕があり、激しい拷問の可能性が指摘されています。生還者の証言では、殴打や電気ショック、水責めなどが日常的に行われているといいます。

韓国人被害の拡大

アムネスティなどによると、カンボジア国内には少なくとも50以上の詐欺拠点が存在。
就職詐欺によって韓国人を含む外国人が「高給求人」と騙され、渡航後に強制労働させられるケースが相次いでいます。

韓国外務省によれば、カンボジアでの韓国人拉致・監禁の報告件数は2023年に21件、2024年に221件と急増。2025年上半期だけで212件に達しており、年間で前年の倍に達する恐れがあります。

韓国政府の対応と課題

しかし韓国政府の対応には限界があります。
詐欺拠点はカンボジア当局の統制が及びにくく、韓国側には現地での捜査権限がありません。
現在、在プノンペン韓国大使館には警察官が1名のみ駐在しており、被害者からの連絡があってもカンボジア警察への通報を促すしかできない状況です。

専門家は「韓国政府が独自に救出や強制調査を行うことは不可能」であり、被害拡大を防ぐには国際的な連携が不可欠だと指摘しています。

日本も同じでしょう。

 

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