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タイのクリニックは危険と隣り合わせ。あなたは本物と偽物の区別ができますか?
- 2025/8/15
- 事件(タイローカル)

8月15日、パトゥムターニ県の公衆衛生局と消費者保護警察(PCT)は、違法に性器整形手術を行っていたクリニック2か所を摘発に乗り出しました。
これは、未認可の美容整形クリニックが営業しており、医師資格のない人物が施術を行っているとの通報を受けたもので、SNSで「専門医が性器増大や包茎手術を行う」と宣伝していたと言います。
最初のクリニックはランシット-ナコンナーヨック通り沿いに所在。
眉リフト、目の下の袋除去、性器増大や包茎手術を宣伝していました。
捜索時、28歳のケンソーが施術中で、クリニックには営業許可証や医療施設運営許可証がありませんでした。
さらに、使用済み・未使用の医療器具がそこらに混在、血液の付いた注射器も区別されずに保管されており、感染性廃棄物と一般ゴミが混ざっている状態でした。
ケンソーを逮捕し、現場から現代医薬品や医療器具・治療用機器625点(30種類以上)を押収しました。
調査により、ケンソーは看護助手の資格を持ち、このクリニックで3〜4か月勤務、月給27,000バーツ。クリニックに医師がいる日は補助として働き、医師不在時は自ら施術していたと言います。
このクリニックは全国に複数支店があり、広告に使われた医師は同一人物であることが確認され、今後も捜査・追及される予定です。
2つ目のクリニックは同地区にあり、ヒアルロン酸注射、ボトックス、レーザー、糸リフトなど美容整形を提供。
37歳のアリヤが、ビタミン注射を施術中でした。
施設自体は認可を受けていましたが、常勤医師は不在。
アリヤは職業教育卒業(専門学校レベル)で医師資格なし、1年間勤務、月収15,500バーツでした。
現場から、ヒアルロン酸など現代医薬品13種類・175本を押収しています。
タイ警察は、非医師による美容注射・施術の被害報告が多数あるとして、性器増大のためのヒアルロン酸注射は医学的効がなく、感染や性器損傷の危険があると警告しています。