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続くタイ人による「カンボジア人狩り」。タイ人8名でカンボジア人労働者を集団暴行。被害者は帰国。
- 2025/7/26
- 事件(タイローカル)

タイ=カンボジア国境紛争が始まって以来、タイ国内で一部の「輩」による「カンボジア人狩り」が続いています。
7月26日、バンコク首都圏警察は、オンライン上で「愛国心をもってカンボジア人を襲撃しよう!」という投稿が拡散していたことを受け、直ちに捜査を指示しました。
その後、ミンブリー地区の若者グループが集団でカンボジア人労働者3名を襲撃し、負傷させる事件が発生します。
被害者のうち2名は、事件後すぐにカンボジアへ帰国。
「再び襲撃されるのでは」との恐怖から逃げるように帰ったとされています。
捜査と逮捕の詳細
警察は被害者の一人であるサエ・チェル氏(42歳、カンボジア人)をバンコクで発見し、通報と医療機関への案内を行いました。
その後、加害者8名(22歳から44歳までの男女)が判明し、警察の圧力によって全員が出頭または逮捕となっています。
警察幹部の警告と声明
当局は「暴力によってカンボジア人への怒りを表現することは、極めて有害です。タイとカンボジアの関係が緊張しているこの時期に、こうした行為は国際的にタイ人のイメージを損なうことになり、人権・共生社会に対する国際的信頼を失う原因になります。」
さらに、「民族差別的な行動は社会の分断を招き、将来的な報復や暴力の連鎖を引き起こす危険性がある」と述べ、強く警告しました。
ミンブリー警察署の捜査官は、加害者8名に対して「集団による暴行罪」で起訴し、法的手続きを進めているとのことです。
今のタイは、カンボジア人などの労働力失くして成り立たない国となっています。
すでに突入している超高齢化社会では、さらに労働者が必要となります。
このようなことは、自らの首を絞める行為だと言わざるを得ません。
言葉で言っても、彼らの耳には入らないでしょう。
政治の問題でいつも犠牲になるのは、末端である一般市民です。