タイ・プーケット沖でエンジントラブルの漁船をタイ海軍が緊急救助。乗組員5人全員無事。

7月20日、タイ南部のアンダマン海域で漁船がエンジントラブルにより航行不能となり、乗っていた5人が海上で助けを待つという事態が発生しました。
漁船にはライフジャケットがなく、当時の海域は波が高く危険な状況でした。

この報告を受け、国家海洋利益保護指令センター第3地域の責任者であるスワット海軍中将は、緊急の指示を出し、海軍の巡視艇「トー272号」を現場に向かわせ、救助活動を開始させました。

問題の漁船は、プーケット沖約6.1海里、海軍基地から見て103度の方向に位置していました。
通報を行ったのは漁船の船長で、他に4人の乗員が同乗していました。

午後6時14分には、4人の乗員が海事局の救助船に無事移され、船長のみが元の船に残りました。
これは、漁船を曳航するにはサイズの近い船が必要であり、救助に来た巡視艇や救助船では逆に船体が損傷する恐れがあるためでした。

午後6時40分、幸いにも別の漁船が現場に到着し、エンジンが故障した船を安全に曳航して陸地へ戻す作業が始まりました。全員が無事に救助されたとの報告があり、続報が入り次第、関係機関から改めて詳細が発表される予定です。

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