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チェンマイ「告発長官」の異名を持つ正義の行政官が汚職で逮捕! ビザ発行手数料ボッタクリで着服。
- 2025/7/1
- 事件(タイローカル)

タイのボッタクリ文化は、役所から始まっているのかもしれません。
かつて外国人労働者の不正登録を内部告発し「告発長官」として知られたブンヤリット(地方行政官)が、今度は自身が汚職容疑で逮捕されるという皮肉な事件が起こりました。
6月30日、彼はチェンマイ県ドーイサケット郡の行政施設で、国家汚職防止委員会(NACC)などの合同捜査チームにより現行犯逮捕されました。
容疑は、外国人労働者向けの「ピンクカード」発行手続きで、正規手数料80バーツのところ200バーツを徴収し、不正に利益を得ていたというものでした。
1件あたりの差額120バーツで、少なくとも240〜360万バーツの違法徴収が確認されています。
支払いを拒んだ仲介業者は予約すら取れなかったとの証言もあり、不正が常態化していた疑いがもたれています。
ブンヤリット容疑者は逮捕時、現金15,200バーツを所持しており、そのまま取り調べのため汚職対策警察に送致されました。