中国人詐欺組織が内部分裂。バンコク、シーロム地区のホテル事業に関するマネロン容疑で出国直前に逮捕。

仲間割れにより、発酵発覚です。

中国人の詐欺グループ内で仲間割れが勃発し、拘束中の容疑者が警察に情報提供を行った結果、他のメンバー逮捕に繋がりました。
問題となったのは、バンコク・シーロム地区にある高級ホテル事業への投資を通じた資金洗浄(総額50億バーツ)でした。

主な登場人物

イン・チエンイン、別名「ア・ルー」

中国人詐欺容疑者。カンボジアのパスポートを所持。
現在バンコクの刑務所に収監中で、中国への国際犯罪人引き渡し条約に基づき送還予定。

2025年4月18日、イン容疑者は元タイ警察官を代理人として任命し、ノンタブリー県のパーククレット警察署にて、チャオ・チュアンボー、別名「ドン・グオ」容疑者を告発しました。

告発と逮捕

チャオ容疑者(41歳)は、インターポールによりマネーロンダリング容疑で、レッドノーティス(指名手配)がかけられていました。

捜査の結果、ノンタブリー地方裁判所は2025年5月15日、チャオ容疑者と共犯のホワン・ジエンピン(39歳)容疑者に対して逮捕状を発行します。

2人は、恐喝の共謀および他人の遺言や文書を破棄・隠匿・無効化し、他者や社会に損害を与える行為の共謀で起訴されました。

空港での逮捕

2025年5月20日、2人はスワンナプーム国際空港に到着した直後、入国管理局により逮捕されました。
2人は中国からの資金をシーロム地区の高級ホテル購入を通じて洗浄していたとされ、他の資産も多数取得していた模様です。

 

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