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不動産開発のセナ、三菱ロジスティクスと共同出資で、バンナーに倉庫・工場開発。投資額6億バーツ!
- 2025/5/21
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5月20日、セナ・ディベロップメント(SENA Development PCL)のMDケーサラー氏は、タイの三菱ロジスティクス株式会社との間で覚書(MOU)を締結し、「SENA MLC 1 Co., Ltd.」を設立したと発表しました。
資本金は、1億8千万バーツで、セナが51%、三菱が49%を出資します。
この合弁会社は、バンナー23キロ地点にある25ライ(約40,000㎡)の敷地に倉庫・工場を開発します。
プロジェクト全体の価値は約6億バーツで、販売可能面積は25,000㎡。
すでに賃貸受付が始まっており、月額賃料は1㎡あたり165〜250バーツとなっています。
2026年第4四半期の完成・引き渡しを予定しています。
プロジェクトの特徴
・立地・価格・空間管理に優れ、環境配慮型の「Net Zero倉庫・工場」をコンセプトに設計
・低炭素設計、太陽光発電技術、電気自動車対応インフラを導入
・国際標準のカーボンフットプリント追跡システムを完備
・サステナブルな経営を目指し、開発企業・パートナー・テナントのカーボンニュートラル達成を支援
また、セナはスクンビット50にある20ライの倉庫プロジェクトを過去に買収・運営しており、高い稼働率を誇っています。今回の三菱ロジスティクスとの提携により、産業用倉庫分野にも事業拡大を図ります。
さらに同社は今後、バンナーやEEC地域で所有するランドバンクを活用し、賃貸事業の収益比率を今後5年間で50%に引き上げる計画です。(現在は約3億バーツで、売上全体の30%)。
住宅市場について
ケーサラー氏は、現在の住宅ローン承認率(リジェクト率)が70%以上と高く、特に1〜2百万バーツ台の低価格帯物件では厳しい状況が続いていると指摘します。
工業団地周辺(バンチャン、ナワナコン、バーンガディー、ラークラバンなど)の労働者向け住宅は、銀行が残業代を収入に含めなくなったことも影響し、与信が難しくなっているといいます。
その対応策として、販売用ストックを賃貸モデルに転換する動きも進めています。
たとえば「LivNex」プロジェクトでは、「賃貸から購入へ」の新しい仕組みを導入しています。
なお、今後は新規の土地取得は控え、阪急阪神不動産との合弁による既存計画の推進に集中する方針とのことです。