たつき 諒 の予言「7月5日大地震」、タイでも話題に。でも7月5日まで、逆に安全なんじゃね?
- 2025/5/20
- 編集後記

タイでも100年以上ぶりに地震を経験したせいか、話題となっています。
近年注目を集めている日本の漫画『私が見た未来』(作者:たつき 諒)が、2025年7月5日に日本で大地震が発生すると予言したことにより、観光業に大きな影響が出ています。
■ たつき 諒の「予言漫画」が再燃
『私が見た未来』は、作者・たつき 諒さんが自身の夢の中で見た未来の出来事を描いた漫画で、1999年に出版されました。その内容には、2011年3月の東日本大震災(マグニチュード9.0)を正確に予言したものがあったとされ、後に国内外で注目を集めました。
現在SNSでは、「2025年7月5日に大地震が起きる」という予言が広まり、日本政府も以前から警戒を強めている南海トラフ地震(最悪のケースとして30万人以上の死者が出るとされる)との関連性が取り沙汰されています。
■ 観光業界に広がる影響
こうした不安が広がる中、日本旅行をキャンセルする観光客が相次いでいます。
香港の大手旅行会社「WWPKG」のCEO、シーエヌ・ユアン氏によりますと、日本へのツアー予約は前回の休暇期間に比べて50%以上減少しており、今後2か月間はさらに減少すると予想されています。
特に中国本土や香港の観光客の間で不安が広がっており、旅行を控える動きが顕著となっています。
またこの話は、タイやベトナムなど他のアジア市場にも影響が広がっており、SNSでは「日本行きは本当に大丈夫か?」といった警告動画や投稿が拡散されています。
■ 書籍の影響力
『私が見た未来』は90万部以上を売り上げており、中国語版も出版されるなどアジア各国で話題となっています。
2011年の震災を予見したとされる実績から、読者の間では「信憑性がある」と受け取られており、その影響力は観光業や人々の行動にまで波及しています。
現在、日本国内の科学機関は「予言」に基づいた災害警戒は行っておらず、正確な情報は気象庁や地震研究機関が発表するものに従うよう呼びかけています。
もし予言が正しいと仮定した場合、7月5日までは大丈夫なわけだから。今日本行きを控える理由にはならないような気がするんだが…、はてさて。