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パタヤで物乞いグループを逮捕。障害者・子どもも利用。シラチャから通勤10年以上の者も。
- 2025/5/14
- 事件(タイローカル)

5月13日、チョンブリー県入国管理局は、パタヤ市内で外国人による組織的な物乞いグループを摘発したと発表しました。
このグループは観光地の景観やイメージを損なうとして、観光客や住民からの苦情を受けて調査されていました。
観光客に偽装して現地調査、子どもや障害者を利用した物乞い
調査は、警察官が観光客に扮して観光スポットや人通りの多い場所に潜入し実施されました。
現地では、2〜3人の幼い子どもを抱えて座り込む外国人の集団が、通行人の同情を引くような形で物乞いをしている様子が確認されました。
また、足に障害のある人物も確認され、観光客に金銭を求めていました。
警察が身分を明かして身柄を拘束したところ、カンボジア国籍の女性5名と男性2名、そして3歳から10歳までの女児8名が確認されました。
物乞いで1日300〜500バーツの収入 「10年以上前から続けている」と供述
取り調べによりますと、このグループのほとんどはカンボジア出身で、観光客の多い地点で物乞いを行い、1日300〜500バーツを稼いでいると供述していました。
チョンブリー県内のシラチャー地区に部屋を借り、共同で生活し、ソンテオで毎日パタヤまで通勤(移動)していたとのことです。
中には10年以上タイに滞在し、子どもをタイ国内の学校に通わせている者もいると話していたとのことです。
今後の対応:強制送還へ
警察は、関係者全員の身元確認と記録作成を行い、パタヤ警察署に身柄を引き渡し、法的手続きのうえ、国外退去(強制送還)を進める方針とのことです。