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タイ首都圏、大麻幻覚で18歳息子が錯乱。2歳から精神疾患の治療薬服用。母親がナイフで負傷。
- 2025/5/8
- 事件(タイローカル)

5月8日午前0時30分、タイ・パトゥムターニー県の警察は、「錯乱した息子が母親を銃で脅し、ナイフで攻撃した」との通報を受け、現場へ急行しました。
現場となったのはクロンサーン地区の住宅でした。
警察が到着すると、45歳の母親マリダーさんは腕に包帯を巻いた状態で出迎え、息子にナイフで切りつけられたと証言しました。
警察は銃を持って家に立てこもっていた息子を警戒し、家を包囲しました。
マリダーさんの証言によりますと、息子は2歳から精神疾患があり、現在18歳となっています。
治療薬を服用していましたが、大麻を吸うたびに錯乱状態になるとのこと。
5月6日には罵声を浴びせ、ナイフで脅される事件が起きたばかりでした。
事件当日、仕事から帰宅した母親に「水を買ってこい」と命じ、断られると罵り、BBガンを突きつけ、さらにナイフで腕を切りつけてきたそうです。
過去にも祖母に対して首を絞めるような暴行をし、祖母は田舎に避難した経緯もあると明かされました。
その後、加害者である息子は午前0時30分頃にようやく家から出てきたところを、警察が即座に取り押さえました。
家からはナイフ2本(スパルタナイフと小型ナイフ)およびBBガンが押収され、2階の部屋からは約500gの乾燥大麻と吸引用の器具も発見されました。
取り調べに対しB氏は「大麻を吸った。母が金をくれないことに腹が立ち、銃やナイフで脅した」と供述しています。
しかし「ナイフで切りつけたのではなく、母が自ら手でナイフを払ったためにけがをした」とも主張しています。
警察は現在、他の薬物の使用有無を調べるための検査を行っており、今後、正式に罪状を確定し起訴する方針とのことです。
大麻のビジネス利用で、不幸になっていく関係者がどれほどいるのか、統計を取って欲しいものです。