報酬はたったの1,500バーツ。タイ南部でなりすましクレカ詐欺。タイの悪事へのハードルの低さの原因は?

たった1500バーツで、タイ人は悪事に手を染めてしまいます。

2月27日、警察は、詐欺容疑で34歳の女性プリチャヤー容疑者を逮捕しました。

逮捕は、クラビー県の容疑者自宅前で実施されました。

プリチャヤー容疑者は、以下の罪に問われています。

  • 身分証明書の偽造および偽造身分証明書の使用
  • 公文書の偽造および偽造公文書の使用
  • 他人の電子カードを不正に使用し、被害者または公共に損害を与えた罪

事件の経緯

1月20日、石油探査会社の社員である37歳のキッティナットさんが、警察に被害届を提出しました。
彼の身分証明書が偽造され、携帯キャリアのサービスセンターで「同じ電話番号で新しいSIMカード」が発行されたことが発覚したからでした。

犯人はその後、クレジットカードのシステムにアクセスし、OTP(ワンタイムパスワード)を取得して、約7万バーツ分の商品を購入しました。

警察の捜査により、容疑者は男女2人組で、被害者の身分証の写真を加工し、詐欺グループの指示のもとSIMカードを不正取得していたことが判明しました。
携帯番号を乗っ取った後、クレジットカードのOTPを受け取り、不正決済を行っていました。

プリチャヤー容疑者は取り調べで、「夫と共に偽造身分証を使ってSIMカードを取得した」と自白し、犯行の指示は別の人物から受けたと供述しています。

彼女たちの報酬は、わずか1,500バーツだったとのことです。

警察は、共犯者の逮捕に向けた捜査を続けています。

「たった1500バーツで、タイ人は悪事に手を染めてしまう」と申し上げましたが、もちろんこれには、タイの貧富の格差や教育が受けられないことでの善悪の判断の理解など、さまざまな社会的要因が背後にあります。
これらはすべて政治の問題です。

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