コカ・コーラ、高濃度のクロレート検出。ヨーロッパで製品自主回収を発表。吐き気、嘔吐、下痢など
- 2025/1/28
- 編集後記
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タイのことではないのですが、皆さんの身近に感じられるあの商品のニュースです。
1月28日、BBCが報じたところによると、米国の世界的な炭酸飲料メーカーであるコカ・コーラが、ベルギー、ルクセンブルク、オランダなどヨーロッパの複数の国で製品を自主回収することを発表しました。
これは、製品から「高濃度のクロレート」が検出されたことを受けた措置です。
この影響を受けた製品は、イギリスにも出荷され、一部はすでに販売されているとされます。
ベルギーのコカ・コーラ支社によると、影響を受けた製品は「コカ・コーラ」、「ファンタ」、「スプライト」、「トロピコ」、「ミニッツメイド」などが含まれています。
クロレートは、塩素を含む消毒剤が水処理や食品加工に使用される際に発生する可能性があり、独立した専門家による分析では「消費者へのリスクは非常に低い」と結論付けられました。
しかし、高濃度のクロレートを摂取すると、特に子供や乳児において甲状腺の問題など健康に悪影響を及ぼす可能性があるとも指摘されています。
過剰なクロレート摂取の影響としては、吐き気、嘔吐、下痢、血液の酸素吸収能力の低下などが挙げられています。
自浄能力のある国では、このような不具合があっても発見される安心感がある程度担保されていますが、タイではノーチェックに近いので知らず知らずのうちに口にしてしまっているかもしれない恐怖がつきまといます。