JICA支援による調査でタイでのEVスマート充電ニーズを確認
- 2025/1/23
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企業・自治体向け脱炭素化サービスを提供する福岡発スタートアップのアークエルテクノロジーズ
デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現するアークエルテクノロジーズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:宮脇良二、以下「アークエル」)は、独立行政法人 国際協力機構(本部:東京都千代田区、理事長:田中明彦、以下「JICA」)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」の支援を受け実施していた、タイにおけるEVスマート充電サービスのニーズ確認調査(以下「本調査」)を完了したことを報告いたします。
調査概要
アークエルの提供するEVスマート充電システム「AAKEL eFleet」は、EV充電に関する諸問題を解決することでガソリン車からEVへの転換を促進し脱炭素化実現に貢献しています。EV普及が急速に進んでいるタイでの事業展開により脱炭素化にさらなる貢献ができると考え本調査を開始しました。
タイのEV事情
タイ政府は、EV購入に対する補助金や製造・輸入に対する施策などのEV普及政策を推し進めており、タイ電気自動車協会(EVAT)が定めるEV利用台数目標では、2035年までに国内で投入される車両すべてをEVに移行するとしています。
本調査でインタビューを行った公営路線バス会社や郵便会社では全車両のEV切り替えに向けて具体的な動きが始まっており、最終的には3,000台以上となるEV導入の最初の一歩として300台程度がすでに導入され、さらに今後の入札計画も決まっています。
また、現在タイで普及しているEVは中国メーカー製のものが大部分を占めています(下図参照)。公営路線バス会社によると、これまでは日本製バスを採用していましたが、EVへの切り替えで今後は使用されなくなる見通しです。
調査結果全体については、JICAホームページ内に掲載の報告書をこちらのリンクからご覧いただけます。
「AAKEL eFleet」とは
当社独自のテクノロジー*によるEVの最適充電をすべて一括管理・自動化するサービスです。脱炭素化に向けてEVを導入する企業・自治体のお客様を対象に、「ダイナミックプライシング」「フリートマネジメント」「EMS」等のシステムと「スマート充電」を組み合わせ、EV充電を最適化、自動で一括管理します。
*数理最適化によるEV充電マネジメントシステム
<特徴>
いつでもどこでもPC・スマホで充電状況を簡単に把握でき、遠隔からの充電制御もできます。
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複数EVの管理
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EVごとに翌日の稼働予定を登録
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充電器ごとに異なる機器情報、設置個所を管理
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EVごとに充電状況、充電スケジュール、位置情報を確認
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充電料金、充電量、充電時間等の利用状況履歴が確認
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もしもの時は、充電の自動/手動をワンクリックで切り替え
「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」概要
中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)では、開発途上国の課題解決に資する製品や技術などを持つ日本の民間企業などの海外ビジネス展開支援を通じて、開発インパクトへの貢献によるSDGs達成促進と、ODA(政府開発援助)を通じた二国間関係の強化や経済関係の一層の推進に資することを目的としています。
アークエルテクノロジーズ株式会社
代表取締役:宮脇良二
設立:2018年8月1日
東京本社:東京都港区麻布台一丁目11-5 VILLAGE AZABUDAI 7F
福岡本社:福岡市中央区大名二丁目11-13 大名偕成ビル7F
事業内容:カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスの提供、カーボンニュートラルを目指す企業向けコンサルティング