15歳少年のバイクが車の前に急旋回。トラックと衝突し未成年2名死亡。何が悪いか、よーく考えよう!

12月22日夜、タイ・チャンタブリー県で悲惨な交通事故が発生しました。
15歳の少年が運転するバイクが急なUターンを行い、ピックアップトラックと正面衝突。
その衝撃で少年と同乗者が命を落としました。

事故は22日22時40分頃、発生しました。

バイクは道路脇に弾き飛ばされ、大破していました。
運転していた15歳の少年は意識を失い、重傷を負いながらも現場で心肺蘇生法(CPR)が試みられましたが、息を引き取りました。

ピックアップトラックは道路脇に突っ込み、交通標識の柱に衝突。
車両前部が破損し、屋根もへこみ、窓ガラスは粉々になっていました。

トラックには45歳の運転手とその義理の息子である19歳のシラウット君が乗っていました。
シラウット君も重傷を負い、医療チームが懸命に救命処置を試みましたが、現場で死亡が確認されました。

現場では、被害者の家族や友人が悲しみに暮れる様子が見られました。
特に、シラウット君の父親は遺体にすがりつきながら泣き崩れ、母親もその場で膝から崩れ落ち、叫び声を上げるなど、周囲の人々に深い悲しみを与えました。

トラックは市場からの帰り道でした。
交差点を通過した直後、15歳の少年が突然Uターンして車線を横切り、トラックの進路を遮る形となりました。
衝突の衝撃でトラックはコントロールを失い、標識に激突しました。

亡くなったシラウット君は技術学校に通う学生で、平日は父親の仕事を手伝いながら学費を稼いでいました。

警察は現在、事故の詳細を解明するため、ドライブレコーダー映像や近隣の監視カメラ映像を収集し、運転手や目撃者への聞き取りを進めています。

両者に公平な裁定を下すため、さらなる捜査が行われる予定です。

15歳は、ギリギリ運転免許を持っていた可能性もありますが、どちらにせよ、タイはあまりにも簡単に運転免許が手に入ってしまうので、交通ルールなどまともに守られていたとは考えにくいケースかと思います。
車やバイクは「殺人兵器」にもなる、ということをタイ人はもっと自覚すべきです。
本当に人を亡くした時の悲しみを知っているのなら…。

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