タイ国境で多国籍一団39名救助! ミャンマー地獄の中国系詐欺拠点から、命からがら決死の脱出!

国軍に支配された国ミャンマー。
国に自体も地獄ですが、さらなる地獄の場所から命からがら逃げ伸びてきた人びとがいます。

11月25日午前6時、タイ・ターク県メーソート地区のタイ・ミャンマー国境付近で、39人の外国人がタイ軍によって救助されました。
この人々は、ミャンマー・ミャワディ地域のコールセンター詐欺組織に強制的に働かされていた被害者で、多国籍で構成されグループでした。

救助されたのは以下の39人です。

スリランカ人:32人
ネパール人:5人
マレーシア人:1人
ロシア人:1人

彼らは、国境の川を渡河して、ミャンマー側からタイに入国してきました。
タイ軍の巡回中に発見された時は、歓喜の声を上げたと伝えられています。

この人々は、人身売買組織によって「タイチャン・プロジェクト」と呼ばれるミャンマー・ミャワディの施設に連れ込まれ、中国系コールセンター詐欺組織の下で過酷な労働を強いられていました。
あるスリランカ人が外部に助けを求めるメッセージを送ることに成功し、逃亡計画を実行してタイ側に渡ることができました。

現地の「タイチャン・プロジェクト」とは

このプロジェクトは、中国系ブラック企業による支配下にある地域で、コールセンター詐欺の拠点として知られ、サイバー犯罪の脅威が世界的に拡大しています。

救助された39人に対して、軍は水や食料を提供し支援を行いました。
その後、入国管理局に引き渡され、国際的な被害者支援機構(NRM)の手続きに基づき処理が進められているとのことです。

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