多くの反対意見を振り切り、タイ中央銀行新会長にタイ貢献党と蜜月のキッティラット氏選出。

この国が、借金漬けになってしまうかもしれません。
そのツケを負うのは、もちろん「国民」です。

元財務大臣キッティラット・ナ・ラノーン氏が、タイ中央銀行の理事会会長に任命され、与党タイ貢献党との関係が政治的干渉の恐れを招くとの懸念が浮上しています。

選考委員会の関係者によりますと、キッティラット氏は財務省の推薦で選ばれ、中央銀行が推薦した候補2人を破った形で今回就任となりました。

中央銀行側は、エネルギー省の元事務次官クリット・ソンバットシリ氏とタマサート大学理事会会長のスラポン・ニティクライポット氏を推していました。

11月9日には「エコノミスト・フォー・ソサエティ」グループが、タイ貢献党と近いキッティラット氏の起用が中央銀行の独立性に影響を与える恐れがあるとして選考委員会に反対を表明していました。

830名の経済学者と4人の元中央銀行総裁も、この職に政府寄りの人物を選ばないように求める署名に賛同しています。

最終的に11月11日、5時間に及ぶ会合で会長が選出され、選考委員長のサティット氏が選出が完了したと発表しましたが、詳細は明らかにされていません。

新会長は内閣の承認後、国王による任命が必要となります。

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