セター前首相が解任から一か月。ぺトンタン政権ようやく始動。でも洪水問題には興味ないご様子…。

8月14日にセター前首相が解任命令を受け約1カ月後、新首相の誕生です。

2024年9月12日、ペトンタン・チナワット首相は、国王の承認を得て就任宣誓した後、議会で政府の政策方針演説を行いました。
主なポイントは、タイ社会における統一と和解を目指す政府の意図、戦略、政策を明確にしたもので、すぐに実施されるべき語られた10の緊急政策は次の通りです。

①債務システムの全面的な再構築
②中小企業(SME)の促進
③エネルギーと公共料金の削減
④インフォーマル経済や地下経済を税制に組み込み、新たな収入を創出
⑤デジタルウォレットプログラムを通じた経済刺激策
⑥農業分野を「現代的な農業」へとアップグレード
⑦観光業の促進
⑧薬物問題の徹底的かつ包括的な解決
⑨犯罪問題の緊急対応
⑩人材育成と社会福祉の促進

政府は中長期的な発展を確保するために、産業とサービス部門の開発を基盤として、競争力を高め、将来の国家発展の基盤を築くとしています。
これにより、産業変革(Industry Transformation)や新たな経済成長エンジン(New Growth Engines)を推進し、タイの経済拡大を強化することを目指します。

また、技術を活用して消費者の急速に変化する需要に適応し、創造性を促進することで、タイを早期に中所得国の罠から脱却させ、世界経済の主要プレーヤーとしての役割を強化することを目指すと語っています。

どれもこれも当たり前の内容すぎて、一か月も政治を空転させてこれですか?と言う内容ですね。
しかし、これだけ大きな被害が出ているにもかかわらず、洪水対策について一ミリも触れていないのが、この政権の将来を物語っていると言えるでしょう。

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