6月14日のトンロー火災でけが人ゼロの影に、火の中に飛び込んだ勇気ある警察官。

6月14日にトンロー地区で発生した火災では、けが人などなく消火となりましたが、その影には現場での必至な消火活動が行われていたようです。

日本人駐在員のベッドタウン・トンロー地区で火災発生。

バンコクのトンローソイ25で発生した火災において、英雄的な行動をとった警察官が話題となっています。

この火災のあと、燃え上がる建物から寝たきりの年配の女性を安全な場所へ運び出す警察官の果敢な救助の様子がオンライン動画で公開されました。
映像で特定された警察官は、トンロー警察署の副署長チュサック・セーンルジ氏だと伝えられています。

チュサック氏は、この日火災の報告を受けてすぐに査察チームとともに現場に向かいました。
現場に到着するまでに3分かかりましたが、そこは隣接するタウンハウスで、誰かが中に閉じ込められて出られなくなっていることに気づきました。

遅れれば閉じ込められた人が危険にさらされると考えたチュサック氏は、炎をものともせず煙が充満する家に入ることを決意しました。
中では、息を切らし危険な状態にある年配の女性を発見しました。
その瞬間、男性は彼女を燃えている家から運び出す決断をし、救助隊員に彼女を引き渡し、隊員は彼女を安全に病院に搬送しました。

この動画をみたネット民らは、チュサック氏への賞賛の意を表し、女性の命を救った彼の勇気と素早い行動を称えました。
チュサック氏は、後に「私は自分の義務を果たしただけだ」とコメントしています。

 

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