バンコク首都圏でのコンドミニアム供給、第3四半期で大きく下落。半分以下に。

第3四半期にバンコク首都圏での新たなコンドミニアムの供給は、インフレと金利の上昇が開発コストに影響を与えたため、第1四半期から第2四半期と連続して減少となりました。


不動産情報センターの調べによりますと、コンドミニアム市場は最初の第2四半期で回復しましたが、 第3四半期で大幅に下落したと述べています。

「経済成長が予測を上回ったにもかかわらず、 インフレと金利の上昇が住宅部門の需要と供給に影響を与えた」と同センターでは分析しています。

第1四半期と第2四半期に大バンコクで新たに発売されたコンドミニアムの数は、新型コロナ禍での平均値を上回り、それぞれ 18,844ユニットと16,312ユニットを記録しました。

この数字は第3四半期には7,526ユニットへと縮小し、 この期間に開始されたすべての住宅用供給の合計数は前四半期比で15%減少しています。

第3四半期に新たに発売されたコンドミニアムの供給数が最も多かった上位3つのエリアは、サムットプラカーン市内~プラプラデーン~プラサムットチェディ (1,772) スクンビット (1,323) プラカノン・バンナー (1,302)となっています。

バンコク首都圏のコンドミニアム供給は、完全にオーバーフローとなっています。

それでもデベロッパーは供給し続けなければ立ち行かないので止めることができず、突き進んでいます。
最近の物件では、共用部分(ファシリティ)に力を入れ付加価値でなんとか集客を賄おうとしている努力が垣間見れますが、入居者との比率が明らかにあっておらず、あのようなタワー型の大型物件住めば、間違いなくエレベーター渋滞や駐車場渋滞、共用エリアでの住居者とのトラブル等々が起きるのは必至です。

コンドミニアム購入の際は、よーく吟味してご決断下さい。

不動産仲介会社は、売ったらそれでおしまいです。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る