東芝タイランド、中国家電大手の支援で攻勢。 2028年までにタイ・ASEANで市場首位を狙う。

中国の家電大手マイディア(Midea)グループの支援を受ける東芝タイランドは、2028年までにタイおよびASEANの家電市場でトップシェアを獲得する目標を掲げ、事業拡大を加速させる。
元サムスンおよびホームプロで実績を積んだサオワニー氏が、同社初の現地出身CEOとして陣頭指揮を執り、2025年は売上高30%成長を目指す。

サオワニーCEOによると、東芝は今後3年以内にタイ国内の家電市場で首位に立つ計画で、2024年時点の市場3位から大きな飛躍を狙う。
主力の冷蔵庫と電子レンジでは首位の座を維持しつつ、洗濯機、乾燥機、炊飯器など複数カテゴリーで市場シェア拡大を進める方針だ。

市場環境については、前年に7.1%減少したタイの家庭用電化製品市場が、2025年には3~4%の回復成長に転じると予測。特にエアコンや小型家電、2台目・3台目需要を見込める白物家電には、依然として成長余地があると分析している。

マーケティング面では、「プレミアム・マス」戦略を軸に、若年層へのブランド刷新を推進。
店舗デザインの近代化、デジタル・SNSを活用した広告展開、有名クリエーターを起用したコンテンツ制作などを通じ、ブランドイメージの若返りを図る。
また、2025年には60モデルの新製品を投入し、エントリーからフラッグシップまで4つの価格帯で商品ラインアップを拡充する。

2024年は、市場全体が縮小する中でも東芝は全主要カテゴリーで22%の成長を達成。
冷蔵庫と電子レンジでは市場首位を獲得し、洗濯機や炊飯器などでも上位に食い込んだ。
こうした実績を背景に、マイディアはタイ市場をASEAN戦略の重点市場と位置付け、支援を強化している。

東芝タイランドの取締役会は、「スピード重視の商品投入と現地市場に即した戦略が成長の原動力」と強調。
今後も競争の激しい市場環境の中で、東芝ブランドの存在感を一段と高める考えだ。

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