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タイバーツ急騰の裏に金取引。タイ政府、オンライン金取引に課税案。取引量制限も視野に。
- 2025/12/23
- タイローカルニュース

タイ財務省は23日、オンライン上で行われる金(ゴールド)取引に対し、新たに課税を導入することを検討するとともに、取引量を制限する措置についても検討していると発表した。
背景には、バーツの急激な上昇への対応がある。
今年に入ってからバーツは米ドルに対して約10%上昇しており、アジア通貨の中で最も高い上昇率となっている。
財務省の幹部は記者会見で、オンラインプラットフォームを通じた金取引に対して特別事業税を課す案を検討しているほか、取引規模そのものを抑制する可能性にも言及した。
また、タイ中央銀行のウィタイ総裁は、現在のバーツ高について「巨額の金取引が主因であり、経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を反映した動きではない」と指摘。
中央銀行としてオンラインの金取引を管理下に置き、バーツ建てで行われる異常に大規模な取引については当局が監督すると説明した。
主要な金取引業者には、最大取引量の上限が設定される見通しだという。
一方、エクニティ財務相は、過度なバーツ高がタイ経済全体に悪影響を及ぼしているとの認識を示している。

大分以前に本誌では、タイバーツ高が発生している原因として、金取引がある旨を指摘していました。
当時は多少、陰謀論めいた内容として信じる人も少なかったかもしれませんが、今では共通観念として認識されてきましたね。






































