カンボジア・ポイぺトの詐欺拠点ビルにドローン攻撃。カンボ軍の自作自演か?! 目的は?

タイカンボジア国境情勢にまた、不穏な動きです。

タイ・サケーオ県国境に隣接するカンボジア・ポイペト市で、爆弾を搭載したドローンが25階建てビルに衝突し、火災が発生した可能性があることが判明した。

タイ側の防犯カメラ映像には、飛来物が建物に衝突した直後に爆発音と炎が確認されており、タイの治安当局は「タイ側の攻撃に見せかけるための自作自演の可能性も否定できない」としている。

火災が発生したのは、12月20日午後6時10分ごろ。

現場は、カンボジア・ポイペト市内にある25階建ての高層ビルの24階付近で、タイ・アランヤプラテート郡のロンクルア市場国境の正面に位置する。

タイ側で公開された防犯カメラ映像には、何らかの物体がビルに向かって飛来し、衝突と同時に爆発する様子が映っており、爆発音は国境を越えてタイ側でも聞こえたという。
現場の映像は、ビルの下方や側面、さらにタイ側国境からも撮影されていた。

詐欺グループの拠点として知られるビル

問題の25階建てビルは、国際的な詐欺グループやコールセンター詐欺組織の拠点として知られている建物で、約1週間前にも変圧器の爆発による火災が発生し1室が損壊していた。

今回の火災発生時も、建物内の電力は通常通り供給されていたとされ、「特定の意図をもって演出された事件ではないか」との見方が強まっている。

現場からドローンの残骸を確認

ポイペト側の当局が建物を調査した結果、ドローンの残骸、プロペラの羽根、各種電子部品が焼け焦げた状態で発見されている。

被害を受けた部屋には人の居住は確認されておらず、無人であることを把握した上で狙われた可能性があると指摘されている。

当局は、事件の背景や関与した勢力について慎重に捜査を進めている。

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