元ミスユニバース運営のJKNエーン逃亡の理由に、詐欺事件の判決公判。当局は逮捕状発行!

元ミスユニバースのオーナー(一瞬ですが)だったエーンが、フォロワー600万以上あるInstagramアカウントを突如閉鎖し、メキシコへ逃亡したというニュースを先日お伝えしましたが、こういった裏事情があったようです。
(インスタ閉鎖は位置情報を悟られないようにしたと思われ)

JKNのエーン、60億バーツを持ってメキシコへ逃亡か?! 一連のミスユニバーストラブルの発端とも。

元ミスユニバース機構オーナーで実業家のエーン・ジャカポーン(แอน จักรพงษ์)が、詐欺事件の判決公判に出廷しなかったとして、タイの南バンコク刑事裁判所は11月25日、逮捕状を発行した。
裁判所はこの日の判決を言い渡す予定だったが、エーンが理由の説明もなく欠席したため、司法手続きから逃れようとする意図があると判断したものだ。

 

この事件は、ラウィワット医師が、JKNグローバルグループとエーンを相手取り提訴したものだった。
原告によれば、2023年7月下旬から8月上旬にかけて、被告らは会社の財務状況が悪化して返済が不可能であると知りながら、社債への投資を勧誘し、虚偽の説明で3,000万バーツを騙し取ったとされるものだ。

裁判所は審理の続行を認め、エーンには不在のまま裁判が進むことも許可したが、最終的に判決公判に現れなかったことで、保釈保証金の没収と保証人への罰金も命じられ、判決日は12月26日に延期となった。

エーンは、2022年にミスユニバース機構を買収し、世界的に注目を集めた人物だ。
しかしその後、JKNグローバルはデジタルTV事業の低迷やサプリメント事業の苦戦などで深刻な経営不振に陥り、2023年以降は債務返済が滞るなど財務危機が続いていた。
2024年にはミスユニバース機構を共同運営していた米国系メキシコ企業に50%を売却し、2025年にはタイ証券取引委員会の告発を受けて会社の全職を辞任している。

さらに最近では(前述の通り)エーンが約60億バーツを仮想通貨に換えてメキシコへ移ったとの噂が広まり、注目を集めている。
これについてJKNグローバルは11月24日、噂を否定し、債務遅延の原因は経済の停滞や資金繰りの問題であり、政府機関の調査でも違法行為は確認されていないと声明を出した。

裁判所は新たな判決期日を控え、エーンの所在確認を進めており(現在行方不明)、事件はさらなる展開を迎える可能性があると言われている。

金で世界が手に入ると勘違いしてしまった二人は、非常に似たもの同士だったのかもしれない。

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