- Home
- 事件(タイローカル)
- 詐欺大国タイランド。16歳少女も詐欺被害。今若者に流行する最新の詐欺の手口とは?
詐欺大国タイランド。16歳少女も詐欺被害。今若者に流行する最新の詐欺の手口とは?
- 2025/11/5
- 事件(タイローカル)

この度、世界一の「観光客向け詐欺・スリ大国」に輝いたタイですが、タイ人でも詐欺被害は日常茶飯事です。
11月4日、タイ東北部ウドンターニー県の警察署に、16歳の少女「リタ」さんが相談と被害届を提出しました。
彼女は「動画視聴でお金が稼げる」というSNS投稿を信じて仕事に応募したものの、結果的に詐欺に遭い、全財産を失ったといいます。
警察は、近年同様の手口が若者の間で急増しているとして、注意を呼びかけています。
詐欺の手口
リタさんによると、SNSで「動画を見てクリックするだけで収入が得られる」という求人投稿を見かけ、興味を持って応募したとのこと。
犯人側は「短い動画(1~2分ほど)を視聴して承認ボタンを押すだけで報酬がもらえる」と説明し、次のような条件を提示してきました。
・10本で400バーツ(保証金150バーツ)
・15本で600バーツ(保証金150バーツ)
・40本で1,600バーツ(保証金350バーツ)
また、実際に稼いだと主張する「他の参加者のレビュー動画」も送りつけて、信頼させるという手口を使っていました。
保証金詐欺と脅迫
リタさんは、まず保証金400バーツを支払って作業を始めましたが、その後、詐欺師から「あなたは高額オーダーに当選した」と言われ、さらに追加の保証金を要求さたと言います。
リタさんが「もうお金がない」と伝えると、犯人は次のように脅したといいます。
「仕事を放棄した場合、システムが自動的にあなたの住所に商品を送る。さらに損害金として30万バーツを差し引く。
支払わない場合は、法的手続きを取り、裁判所から通知が届く。」
恐怖を感じたリタさんは慌てて警察へ駆け込み、相談の結果「詐欺である」と告げられました。
警察は、支払った400バーツは返金されない見込みだと説明し、「簡単に稼げる話など存在しない。再び騙されないように」と強く注意を促しました。

同様の被害が相次ぐ
警察によると、同地域では別の女性も同様の詐欺に遭い、約14,000バーツを失ったとのこと。
しかし、警察署公式ページがSNSで注意喚起を投稿したのを見た彼女は、さらに大金を送金する直前に思いとどまり、被害拡大を免れたといいます。
警察は改めて、「“動画視聴でお金が稼げる”という勧誘はすべて詐欺の可能性が高い」と警告しています。
というか、捕まえろよ。






































