タイでも注目!「熊の当たり年」 日本で熊による死者10人で過去最多を記録。

タイのメディアから「日本」を知る。
タイランドアイズ、タイ人が注目する日本の出来事、今回は「熊」に関するニュースです。

昨今、日本全国で熊による人身被害が相次いでおり、熊の襲撃による死者が過去最多に達したことが報告されました。

環境省の発表によれば、2025年度(4月~)以降、全国で熊に襲われ10人が死亡。
これは統計を取り始めて以来、最も多い数字となったと伝えています。

■ 最新の被害状況

10月24日、秋田県のある村で38歳の男性が熊に襲われ死亡する事件が発生しました。

その後も熊の襲撃が2件発生し、死者1人、負傷者4人が追加され、今年度の死者数は過去最多の10人に達しました。

これにより、これまでの最多記録(2024年3月期までの6人)を大きく上回る結果となっています。

■ 熊の被害、10月だけで78人負傷

NHKの報道によると、2025年10月だけで少なくとも78人が熊に襲われ負傷しており、前年同月(2023年10月)の73人を上回っています。

被害者数が最も多いのは秋田県の35人、次いで岩手県が10人、福島県が8人となっています。

■ 熊が人里に現れる背景

専門家によると、熊の出没が増えている要因として、①人口減少による人里の管理不足、②気候変動によるドングリなどの餌不不足が挙げられています。

餌を求めて山から降りてくる熊が増え、農地や住宅地に侵入するケースが後を絶ちません。

◆環境省「対策を強化へ」

環境省は「極めて深刻な事態」として、政府としての対応を一層強化する方針を示しました。

環境大臣は次のように述べています。
「これは重大な問題です。政府公認のハンターの訓練を強化し、熊の個体数管理をより体系的に進めていきます。」

タイの場合は、熊ではなく象が同じような問題を引き起こしています。
ただ原因としては、①②ということよりも、人間が象の生活圏を脅かし、それによる行動範囲の減少や食糧確保の困難によるところが多いかと思います。
日本も本当はそうなのではないでしょうか。

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