【タイ国鉄】日本製ディーゼル車「Kiha 40/48」、マッカサン〜アユタヤ間で実走試験、順調です!

10月24日、タイ国有鉄道(SRT)は、ディーゼル機関車 Kiha 40/48 の試運転をマッカサン工場からアユタヤ駅までの区間で実施したと発表しました。

このテスト運転は、8月に行われた静止試験(Static Test)および走行試験(Dynamic Test)を経て、実際の運行環境を想定した性能評価として実施されたものだと伝えています。

試験では、以下の項目について詳細な測定・評価が行われた。

・加速性能、制動距離、燃料消費量、ブレーキ圧力、騒音レベル、乗り心地・振動、車輪・ブレーキパッド・軸箱温度、車内温度および照明度。

すべての評価は国際規格 IEC 61133およびSRTの技術基準に基づき、完全に合格しました。

今回の試運転は実際の旅客運行を想定した模擬運転として行われ、途中の主要駅(ドンムアン、ランシット、タマサート大学ランシットキャンパス、アユタヤ)での停車・乗降試験も実施されました。

また、車内設備についても、洋式トイレ付き密閉式トイレの新設、車内放送システム、空調の改良など、快適性を高める試験が行われました。

Kiha 40/48形ディーゼルカーの改造は、2025年内に4両、2026年初頭にさらに2両の計6両が完成予定です。

運行開始は2026年初頭、バンコク–ドンムアン–アユタヤ線から始め、通勤時間帯と通常時間帯に合わせたダイヤを設定し、国民の需要に対応しますと同社は述べています。

また今後、同型車両をさらに改造し、バンコク–チャチュンサオ線やバンコク–ナコンパトム線など、他路線にも順次導入する計画とのことです。

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