倫理違反などで首相解任のペトンタン女史、タイ貢献党党首も辞任へ。選挙への影響を懸念。

もともと政治家には不向きな人であることは、明々白々でした。

職責放棄、倫理違反などの罪状で職務を解任されたペトンタン前首相(タクシン現受刑者の娘)が、タイ貢献党の党首を辞任する意向を固めました。

党執行部の会合が、22日午前に開催される予定で、そこで辞任表明となる予定だと報じられています。

辞任の背景

党関係者によると、今回の辞任のきっかけは、8月29日の憲法裁判所の判決にあります。

同裁判所は、ペトンタン氏がカンボジアのフン・セン元首相との電話会談の内容が漏洩した件に関して「倫理違反」にあたると認定を受けます。

この問題が、彼女の首相解任につながりました。

電話の中で、彼女は自国のタイ陸軍司令官を批判しフン・セン氏に対して敬意を示したため、そこをフン・センに付け入られ、タイ-カンボジア国境紛争に発展したという見方があります。

関係者によれば、この判決により、ペトンタン氏が今後も党首として活動を続けた場合、候補者の推薦などを行う際に法的リスクが生じる可能性があるため、党への影響を避ける目的で辞任を決意したと伝えられています。

 

 

本誌では、首相職に就く前の言動などにより就任前から「1年間はもたない」と予言させて頂いておりましたが、途中引き延ばし作戦を講じたにもかかわらず、予言通り1年間もたずにぺトンタン政権は瓦解し、タイ貢献党自体も野党へと転がり落ちてしまいました。

ソフトパワーをはき違えて「ソンクラーンを1カ月毎日やる!」と言ったような、想像力の欠如が首相前から垣間見れましたので、本誌では絶対に「口」で失敗する首相だと分析していました。

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