世界的ヒットBLドラマ「2gether」を手掛けたタイのチャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督がメガホンを取り、森崎ウィンと向井康二（Snow Man）がW主演を務める映画『（LOVE SONG）』。
日本とタイを代表するスタッフとキャストが集結した日タイ共同制作作品で、東京とバンコクを舞台に、未完成のラブソングが二人の運命を結ぶ“ピュアラブストーリー”として話題を呼んでいる。
全国公開は10月31日（金）より。

森崎がこだわった“表情”、向井が意識した“視線”

監督「ロマンティックな雰囲気で、カットをかけたくなかった」
森崎ウィン＆向井康二＆チャンプ監督スペシャルインタビュー公開

バンコクを舞台に、“両片想い”の初恋を描くオリジナル・ピュアラブストーリー『（LOVE SONG）』。
W主演の森崎ウィン、向井康二（Snow Man）、そして監督チャンプ・ウィーラチット・トンジラーのスペシャルインタビュー映像が公開された。
撮影に込めた想い、現場での思い出、そして本作の核となる“視線と歌”について語られ、ここでしか聞けない本音が満載だ。

まず完成作を観た感想について、森崎は「映像が本当に美しく、初めて観たときは撮影時の思い出が蘇り、感謝の気持ちでいっぱいになりました」と語る。
向井も「W主演は初めてで、スクリーンで主演を務める夢が叶いました。
タイのハーフとして、タイ作品に出演したいという夢も叶えられ、チャンプ監督に感謝しています」と笑顔を見せる。
チャンプ監督も「完璧な作品にしてくれた二人に感謝しています」と賛辞を贈った。

撮影現場のエピソード

森崎について監督は「初対面の印象は真面目で情熱的。撮影中も全力で演じ、食事シーンでは何でもおいしそうに食べていました。現場で幸せそうでした」と評価。
森崎と向井も、ナイトマーケットで屋台の“虫料理”を食べたことを思い出し、「虫のことですかね…」と苦笑い。
監督が「虫は大好物でしょ？」と聞くと、森崎は「いえ、大っ嫌いです！」と即答。
監督が「プロの役者なので、いい食べっぷりでした」とフォローすると、向井も「僕らも監督に食べさせました」と笑い合った。

また、カットをあまりかけなかった理由について監督は「二人がロマンティックな雰囲気で、見ている私まで幸せになり、カットをかけたくなかった」と語り、二人も思わず笑顔に。

向井について監督は「初対面からタイ語で会話しました。楽しい人だから、撮影も楽しくなると思いました。でもカイを演じる時は目つきが変わり、物静かなカイになりました。
見ていて私自身もカイに恋をしたほどです」と語り、「カイがステージで歌った曲にも魅了されました。ソウタが恋に落ちるのも当然」と絶賛した。

演技のこだわりと“視線”の意味

森崎は演技のポイントを「素の自分を出すのはカイの前だけ」と説明。
向井は「普段の自分と違うキャラクターなので、声の低さや目線を意識しました。
ソウタと目を合わせると“好き”を思い出してしまうので、合わせたいけど合わせない——そこを意識しました」と語る。

チャンプ監督は、キャラクター設計や劇中歌「LOVE SONG」についても解説。
「ソウタとカイは性格も考え方も正反対。
カイは無口で、『LOVE SONG』はソウタへの想いを伝える歌です。
二人は視線で想いを伝え合い、特別な意味を持ちます。この曲は映画のメッセージそのもの」と語った。

片想いエピソードも

監督は「あの撮影現場に今でも片想いしています。初恋のようでした」と回想。
森崎は「あのシーンで食べた‘虫’に片想いしてるのかも」と笑い、向井は「会えない姪っ子への片想いかな」と照れ笑い。

最後に、森崎と向井は「日本で映画を撮ってくれて感謝です」と監督へ感謝を伝える。
監督も「撮影中に感じた愛情と劇中の二人の愛を歌で表現しています」と音楽への想いを明かした。

“視線”でつながる両片想いのときめきが詰まった『（LOVE SONG）』は、10月31日（金）より全国公開。