タイ国鉄、マレーシアと連携した観光列車「マイサワディー」の国際試運転レポート。
- 2025/10/4
- タイ南部

タイ国鉄(SRT)は9月21日〜23日にマレーシア国鉄(KTMB)と協力して行った観光列車「My Sawasdee(マイ サワッディー)」の試運転が成功したと発表しました。
運転区間はマレーシア国境近くのパダンブサール駅〜スラータニー駅で、運行は順調だったと報告しています。
このプロジェクトは、2024年に開催された第42回KTMB–SRT合同会議で合意されたもので、「My Sawasdee」列車の運行区間をこれまでのパートヤイ駅からスラータニー駅まで延長することが決定されました。
これにより、タイ人・マレーシア人旅行者はもちろん、南タイ方面を訪れる国際観光客にも利便性を供与することを目的としています。
なお、正式運行開始は、2025年12月頃とする暫定計画が示されています。
試運転では、SRTのQSY型機関車が牽引し、プラットフォームとの間隔、車輪幅、車体高さ、ブレーキ性能などの技術的要素を検証し、安全基準を満たすかどうかを確認するため、9月23日にスラータニーから折り返し運行を行いました。
「My Sawasdee」列車の編成構成
・PGC(動力車)×1両
・カフェカー(冷房付き食堂車)×1両
・ASC(二等冷房座席車・各60席)×3両
・ADNS(二等寝台車・上段20/下段20ベッド)×3両
・AFC(一等冷房座席車・各36席)×3両
・イベントカー(冷房付き・活動スペースあり)×1両
・チラックスカー(冷房付き・レジャースペースあり)×1両
また、バンコク〜バターワース(マレーシア)間での試験運行も予定されています。