タイ、新政権下で外国人観光客から入国料300バーツ徴収へ。4か月以内の導入を目指す。

タイのアタコーン観光スポーツ相は10月3日、外国人観光客から300バーツの入国料を徴収する制度を、新政権発足から4か月以内に導入する方針を明らかにしました。
狙いは新たな収益源の確保、安全対策の強化、そして新型コロナ前の2019年と同等の観光客数(3,990万人)を目指すことにあるといいます。

大臣は「観光客から見れば負担増に映るかもしれないが、徴収した300バーツは安全や福祉、観光インフラ、利便性の向上のために使われる」と説明します。
既存のスポーツ基金のように、観光基金として設立する予定だという。

タイ政府は過去にも観光税導入を検討してきたが、実施には至りませんでした。
しかし今回こそは政府の行動計画に基づき、4か月以内に導入する方針を打ち出しています。

◆入国料の詳細

航空便での入国:1人1回につき300バーツ

陸路・海路での入国:同じく1人300バーツ(従来の150バーツから引き上げ)、ただし30〜60日間の複数回入国を認める方向
※観光保険の補償範囲など詳細は今後確定

◆現在の観光状況

2025年1月1日〜9月28日の間に、タイを訪れた外国人観光客は 23,969,579人。
国際観光収入は約1.11兆バーツ(約3.4兆円)に上っています。

観光客の出身国トップ5は以下の通りです。

①マレーシア(346万人)
②中国(338万人)
③インド(176万人)
④ロシア(127万人)
⑤韓国(113万人)

 

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