タクシン、恩赦申請再び。すでに恩赦で刑期8年から1年に減刑も、再度許可されるのか?

タイのタクシン・チナワット元首相が、刑期短縮を求める2度目の恩赦嘆願書を国王に提出したことが、弁護士により確認されました。

弁護士ウィンヤット氏は29日、クロンプレム中央刑務所前で記者団に対し「タクシン氏は全ての受刑者に認められた権利に基づき、嘆願書を宮殿へ送付した」と述べました。
回答には約14日かかる見込みで、初回の6日間より時間がかかるといいます。


「結果は国王の恩赦と王権にのみ依存しており、誰も干渉できない」ことを強調しました。

過去の恩赦と釈放

タクシン氏は2023年、警察病院に収容中に最初の恩赦を受け、汚職3件による懲役8年が1年に減刑されています。
その後、病院で半年過ごした後に仮釈放が認められています。


しかし最高裁は2025年9月9日、「病気を装い、刑務所職員や医師と共謀して刑の執行を回避した」と認定し、恩赦前の刑期1年を全うするよう命じた。
仮釈放の権利も無効とされています。

そもそも仮病を用いて、法律を欺いた罪は問われないのでしょうか。
全く刑に服していないのにもかかわらず、同じ1年間というのもかなりな温情措置です。
その上、恩赦が認められるとなると…。
懲役刑が下されるということは、刑務所で働いた悪事に対して、真摯に向き合い反省を促すことを目的としているはずです。
常に刑務所から出ることばかり考えているようでは全く反省の色が見えないので、温情をもって本人のために、むしろ刑期をのばしてはいかがでしょうか。

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