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チェンマイ警察官、外国人観光客への恐喝で懲戒免職。定年直前に年金・退職金のすべて失う。
- 2025/9/28
- 事件(タイローカル)

先日、本誌でお伝えしましたチェンマイの交通警察官によるカツアゲ事件ですが、定年退職間近だったとのことで、良いお灸なったようです。
9月30日の定年退職を目前に控えたタイ北部チェンマイの交通警察官が、外国人観光客のバイク運転者から金銭を恐喝したとして懲戒免職処分を受けました。
同警察官は、年金や退職手当などの恩給をすべて失うこととなります。
事件は9月24日、チェンマイ市中心部のナイトバザール付近で発生。
通行人が、交通警察官が外国人バイカーから現金を受け取る様子を撮影した動画をSNSに投稿し、瞬く間に拡散されたことに端を発します。
警察の不正行為に対して激しい批判が巻き起こりました。
直ちに事実調査委員会を設置され9月27日、映像に映っていた交通警察官が観光客から金銭を受け取り恐喝行為を行ったと結論づけました。
これは重大な規律違反にあたると判断され、チェンマイ県警に免職を勧告。
近日中に正式な懲戒免職命令を出す見通しとのことです。
当該警察官は9月30日に退職予定ででしたが、免職処分によって年金や医療補助など退職公務員に与えられる一切の恩給を失うこととなりました。
おそらくこの一回ではなく常習的にこのようなことを行っていたかと思いますので、もし発覚しなければ、恩給も受け取れてウハウハ過ぎますね。
この警察官は「悪いことをしたら報いを受ける」と人々に伝えていくことでしょう。