タイ東北地方、妻との口論がきっかけ? ATMを機械ごと丸っと盗んだオランダ人を逮捕。

9月21日早朝、タイ東北部コンケン中心部で、オランダ人の60歳男性が妻との口論の後、ATMを丸ごと盗み、警察に逮捕されるという事件が発生しました。

現地住民が、マリワン通りのSri Sawat店舗前に設置されたサイアム商業銀行(SCB)のATMを、外国人が破壊しようとしている姿を目撃し驚いたとのちに述べています。
現金を取り出すのではなく、男はATM本体をピックアップトラックに積み込もうとしていたのです。

その後、地元警察は、防犯カメラ映像をもとに容疑者を追跡し、オランダ国籍のS容疑者を特定しました。
最終的に容疑者は、コンケン市バーントゥム地区の道路脇の草むらに身を潜めているところを逮捕されました。

この奇妙な窃盗の背景には、長年の経済的困難があったと言います。
S容疑者は6年前にタイへ移住し、37歳の妻ワラポーンさんと共に、プラチャサムラン通りで約1,000万バーツを投資してレストランを経営します。
しかし経営は低迷し、資金不足から夫婦の口論が増えていたと言います。
事件当夜も金銭問題で口論となり、夫は「ノンカイ県の友人を訪ねる」と告げて家を出たといいます。
翌朝、妻は警察からの連絡で初めてATM機器の盗難事件を知ったそうです。

鑑識チームは盗まれたATMや車両から指紋を採取、銀行関係者は正式に告訴を行いました。
S容疑者は夜間窃盗、器物損壊、車両を使用した犯罪の罪で起訴される予定です。
刑期は1~7年で、車両使用により最大10年6か月に加重される可能性があり、2,000~14,000バーツの罰金も科される見込みだと伝えられています。

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