タイ警察、サケーオ県国境でのカンボジア人抗議デモに備え、放水車10台を準備。

タイの機動隊は、サケーオ県バンノーンヤケーオで続くカンボジア人による抗議活動に対応するため、放水車10台を動員準備していると発表しました。
これは王立タイ警察(RTP)の指示に基づくものです。

9月17日の午後、カンボジア人デモ隊が鉄条網を壊そうとし、同地域に配置されたタイ国境警備隊と衝突しました。
その際、タイ側の警察官4名が負傷しています。
警察は最終的に、催涙ガスとゴム弾を使用して人々を解散させています。

タイ・カンボジア国境で動員されたカンボジア民間人が衝突。タイ軍が催涙ガスとゴム弾で応戦。

放水車の性能

・容量:12,000リットル、最大65メートルまで放水可能 
・ノズルの調整機能により精密制御が可能
・水に着色剤を混入し、参加者を識別しやすくする機能付き
・長距離音響装置(LRAD)、催涙ガス発射装置、防炎フォームシステムも搭載
・防弾仕様の車輪、前方の障害物排除用メタルケージ
・周囲に監視カメラを装備し、証拠収集にも利用

これらの車両は、2020年10月の民主化デモ隊排除の際にも使用されたものです。
また、着色水は洗い落としにくく、再び群衆に戻ろうとする抗議者を識別する目的で使用されています。
同様の戦術は、2013年に人民民主改革委員会(PDRC)のデモ隊が政府庁舎に突入しようとした際にも使われたことがあります。

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