- Home
- タイローカルニュース
- タイの15歳の65%が文章理解できず。読解力の低下に警鐘。原因はインフルエンサー?!
タイの15歳の65%が文章理解できず。読解力の低下に警鐘。原因はインフルエンサー?!
- 2026/3/16
- タイローカルニュース

この状況、思った以上に深刻です。
(TDRI)のソムキアット所長は、タイの若者の読解力低下について警鐘を鳴らし、国内の15歳の約65%が文章の内容を理解・分析できない状態にあると指摘している。
この問題は、国際学習到達度調査(PISA)の最新結果を受けて明らかになったものだ。
ソムキアット氏は幼児教育と読書文化に関する学術会議で講演し、タイの学生の約3分の2が読解力の基準である「レベル2」に達していないと説明している。
このレベル未満の学生は単語を読むことはできるものの、文章の意味や筆者の意図を理解することが難しいという。
一方で、タイ人の読書時間自体は増加している。
タイ出版社・書店協会(PUBAT)の調査では、1日の平均読書時間は2018年の80分から2025年には113分に増加した。
しかし、SNSの普及やインフルエンサー文化の影響により、短い情報を断片的に読む「受動的な読書」が増え、読書の質は低下していると指摘されている。
ソムキアット氏は、若者がインフルエンサーによる情報の要約や解説に頼ることで、自ら論理を考えたり分析したりする機会が減り、思考力や分析力が弱まっていると説明する。
また、AIやオンラインの要約ツールは便利ではあるものの、深く文章を読み込むことによって得られる理解力や感情的共感を完全に代替することはできないと強調した。

さらに同氏は、タイの教育制度にも問題があると指摘する。
暗記中心の授業が多く、学習の楽しさを失わせていることが、学生がデジタルメディアへと流れる原因になっていると述べた。
対策として、幼児期からのエグゼクティブ・ファンクション(EF)能力の育成と読書習慣の形成が重要だと強調する。
加えて、地方自治体には地域図書館や移動図書館の整備を進め、子どもたちが質の高い読書環境に触れられる機会を増やす必要があると呼びかけた。
ソムキアット氏は「デジタル時代であっても、紙の本や図書館は決して時代遅れではない」と述べ、読書文化の推進は将来の社会と政治にとっても重要な投資になるとの考えを示している。
SNSに関してはもう中毒になっている状況で、なかなか正道に戻すことができないところまで来ています。
タイでも、もうすぐ新政権が誕生しそうですが、教育に最も関心をもたないタイ貢献党が教育大臣を担当するとの前情報もあり、さらにタイ人の学力が低下していきそうな予感しかしません。






































